(ネタバレ・18禁・BL)ラッキードッグ1・badegg本編
久々に最近やったBLゲーレビューでも。
ラキドの無印はすごいはまって公式の小説とか番外編ゲームも全部集めてました!
ifルートのbadeggが出ているのは知ってたけど、子育てに追われていたのと声優さん変更がどうなのかなぁと思って保留していたのですが、ちょっと前に時間がとれたので夜中にちょこちょこ進めましたのでレビュー残しときます。
CR5の幹部それぞれとの後日談と、バクシーのみのifルートで構成された今作。
結論から言うと、めっっっちゃ面白かった!!
でも、私はやっぱりCR5のジャンさんの方が好きだなぁ。理由は後ほど。
badeggは、バクシーが最初の監獄に入ってきちゃうことがジャンさんの幸運を悉く挫くというルートで、ジャンの幸運リングを飲み込む前は相性最悪だったのでは、と本気で思いました(笑)
ジャンさんが幹部4人を連れて脱獄できたらカポになれるという指令書が、間接的とも言えますがバクシーの手によって潰されてしまう。
一応脱獄することにはなるものの、バクシーに「お前は幹部たちに裏切られた」と言われ、状況証拠からジャンさんもそれを信じざるを得なくなってしまう。
もう、ジャンさんと幹部たちが可哀想で…。(特にベナルドとジュリオ)
結局、幹部たちもジュリオのお爺さんの罠に嵌まる形で軟禁されてしまっており、実質今のCR5を弱体化させる計画が進行していることが後々わかってきます。
一部、敵であるキャラが検察でありながら殺人を犯してまでジャンさんたちを凶悪犯に仕立て上げる理由が弱いかなぁとは思うものの、ギャングの抗争、ジャンさんのクレバーで度胸と幸運なところ、バクシーのイカレてるのにジャンさんに惹かれ始めてからの忠犬相棒力、もとCR5だった部下たちがそれぞれ組織を抜けてジャンさんに心酔していく流れなど胸熱展開連続で、飽きさせない物語展開は脱帽です!!
CR5の幹部たちにもそれぞれ見せ場もあり、ちゃんとキャラクター性を損なわず、ジャンさんとの手打ちが出来そうな落としどころまで用意する周到さ、ほんとにライターさんが神すぎる。
それと、こちらのルートでないとわからないことだけど、ジャンさんの出生最大の秘密についても明かされますしね。
結局、ヤバいくらいの幸運については生まれ持ったものであることしかわからないし、リングがどういう役目なのかも推測でしかわからないけど。
無印で、意外と理性的なマフィアであるCR5のカポとして、なるべく犠牲は出さないようにというところを思って行動しまくるジャンさんなので、彼の幸運は彼の行動と思考力に裏打ちされたクレバーさをサポートする存在という描かれ方が多いです。
一方、バカスカ人を殺しまくるbadegg版ジャンさんは爽快感もありますが達観しちゃってる感もあって、かっこいいんだけど犠牲を払わない方法の中から幸運を掴み取るという葛藤がない分、この話の展開は幸運に助けられてるなぁーと感じる部分も多く、ジャンさん自身も割と達観してたり幸せそうでない場面が多いので、見てて辛いところもあったかな。
終盤、ジュリオとの別れの場面では、プレイヤーはジュリオとジャンさんの関わり(幼い頃に出会って、ジュリオは心を救われているがジャンさんはそれを覚えていない)を知っているだけに辛い。
ベルナルドとは、お互いに信頼関係が出来上がっているからこそ、電話越しに別れを告げるジャンさんが辛い…(ベルナルドに感情移入して泣いてしまった)
バクシーとはいい相棒だし、パパも嬉しいだろうし、DG的にはいいんだろうけどねぇ。
部下たちもこのルートでなければCR5では有能さを知られず、ジャンさんとも出会うことなく過ごしていたのでしょうけどね。
(無印版では幹部たちも普通に復活するので、平穏な暮らしは送れていたのかもしれないけど)
ほんと、色んな意味でCR5にあったかもしれない色んな未来の選択肢が見られて面白かったです。
長くなっちゃったので、後日談はまた明日にでも。